「山梨を観光したいけど、賑やかなところじゃなくてのんびり過ごしたい!」という方には、西湖(さいこ)周辺がおすすめです。
西湖は富士五湖のひとつで、富士山がすぐ目の前に見える絶景スポット。
富士五湖の中で2番目に小さい湖ですが、深さは91.6mと本栖湖に次いで深い湖です。
近くには人気観光地の河口湖があるため、西湖には人があまり集中せず、静かに過ごしたい方にぴったりの場所なんです。
そこで今回は、ゆったり旅行したい人に向けて西湖周辺の観光スポットをまとめました!
一人旅にもぴったりなので、ぜひチェックしてくださいね。
西湖周辺は観光地化が進んでおらず、そのままの自然が多く残されています。
そのため水質がとても良く、美しいコバルトブルーの湖とも呼ばれていることから、水上アクティビティが盛んなんです。
西湖でできる主なアクティビティは以下のとおりです。
また、西湖は全面遊泳禁止となっています。
これは、西湖ではかつて絶滅したと言われていたクニマスが発見され、保護されているためです。
カヤックやカヌーは1人でも大勢でも楽しめるスポーツ。
朝日が出る瞬間や、夕日が沈む過程を静かな湖上でゆっくり眺めるのもおすすめです。
空の色が変わっていく幻想的な風景をぜひその目で見てみてください。
カヤックやカヌーは子どもでも参加できるため、旅の思い出にぜひチャレンジしてみましょう!
ボートは家族や友人みんなで楽しめます。
風を感じながら湖上散歩を満喫するのも良いですね。
クルージングは、快適な船の中でくつろぎながらゆったり過ごせるのがおすすめ。
景色を楽しみながら食事ができるプランもあるんですよ!
SUPはサーフボードのような形の板に乗って、パドルを漕ぎながら湖上を散策する人気アクティビティ。
体幹が鍛えられるほか、透明度抜群の西湖をすぐそばに感じながら自然と一体化したような気分を味わえます。
西湖で主に釣れる魚は、ヒメマスやワカサギ、ブラックバスなどです。
それぞれ禁漁期間が定まっているため、注意しながら釣りを楽しみましょう。
禁漁期間 参考:
西湖野鳥の森公園は、青木ヶ原樹海に囲まれた自然豊かな公園。
メジロ、ウグイス、キジバト、シロガシラなど約60種類もの野鳥が生息しています。
園内には、周辺に生息する生き物に関する資料が展示されていたり、備えつけの望遠鏡でバードウォッチングできたりする施設も。
野鳥好き、動物好きにはたまらないスポットです。
園内を散策していると、ところどころでエサ台を発見できます。
運が良ければ餌を求めて飛んでくる珍しい野鳥を見られるかもしれませんよ!
また、園内でエサを購入すれば実際に野鳥へエサをあげることもできます。
自分の手から小鳥がエサを食べてくれたら嬉しさ倍増ですよね!
秋には園内の木々も真っ赤に紅葉するため、また違った景色が広がります。
紅葉の中を散策しながら野鳥の声に耳を傾けてみましょう。
西湖を囲む青木ヶ原樹海は大昔の富士山の噴火によって流れた溶岩流の上にできた原生林。
地下には噴火によってできた洞窟がいくつもあります。
この2つは、西湖の近くにある洞窟で、青木ヶ原樹海をハイキングしながら立ち寄れるスポットです。
富士観光トラベルでは青木ヶ原樹海と竜宮洞穴を巡るツアーを実施しております。
青木ヶ原樹海ショートハイキングはお一人様大人4,500円~5,000円、小学生1,500円で申し込むことができ、青木ヶ原樹海と竜宮洞穴をガイドと一緒に巡ることができ大好評です。
ご興味がおありでしたら下記より詳細をご確認ください。
開催期間: 2024年4月1日~11月30日
竜宮洞穴は、付近に駐車場がないため、県道710号線沿いの竜宮洞穴入口そばのスペースに駐車しましょう。
看板が設置されているので、出発前に確認できて安心ですね。
樹海に入ると、はじめは整備された道が続きますが、次第にゴツゴツとした岩や盛り上がった木の根っこが目立ってきます。
しばらく歩くと冷気を放つ大きな洞窟、竜宮洞穴に到着です。
下に降りると豊玉姫命を祀っている祠があり、冷たくて静かで不思議な雰囲気が漂っています。
コウモリ穴は、富士山の麓にある溶岩洞穴の中で最大規模の大きさを誇っており、国の天然記念物に指定されている、ぜひ行ってほしいスポット。
洞窟といえばひんやりしたイメージですが、コウモリ穴は夏は冷たすぎず冬は暖かいことから、かつてはコウモリが冬眠する場所となっていました。
現在はコウモリの数は減ったものの、5種類のコウモリが生息しており、大切に保護されています。
コウモリ穴近くには駐車場があるので、手軽に観光できます。
入場料は大人300円、小人150円です。
必ずヘルメットを着用して洞窟に入ってくださいね。
1時間500円で参加できるネイチャーガイドツアーもおすすめです!
コウモリ穴と青木ヶ原樹海、富士山について詳しく学べますよ。
西湖いやしの里根場は、西湖の湖畔に並ぶかやぶき屋根の建物が特徴。
昔の日本の風景を思い出させる空間は、時間の流れがゆっくりで、訪れる人の心を癒してくれます。
敷地内には心を無にしてゆっくり寛げる空間や、作家による作品を展示、販売しているギャラリー、山梨の特産品を購入できるお店、食事処など、盛りだくさん。
甲冑や着物などの着付け体験では、武将、姫、殿様、忍者になれる衣装を身にまとって写真を撮れるサービスもあるんですよ。
他にも、陶芸やガラス細工作り、お香作り、ちりめん細工などさまざまな体験講座に参加できます。
手作り体験への参加は自分で作ったものが手元に残るため、旅の良い思い出になりますよね。
子どもから大人まで夢中になれるスポットなので、ぜひ行ってみてくださいね!
西湖周辺では季節ごとに大きなイベントが開催され、地元の人や観光客でにぎわっているんですよ。
ここでは、西湖周辺で行われる主なイベントを3つご紹介します。
気になるイベントがあったら、ぜひ参加してみてくださいね!
西湖では、毎年8月2日に水の神である豊玉姫命を祭る「西湖竜宮祭」が行われます。
西湖の北岸、西湖前浜で花火が打ち上げられ、会場では間近で迫力満点の花火が楽しめますよ!
約1km離れたアミューズビレッジ広場では、ヒメマスの塩焼きや焼きそば、かき氷などを販売する屋台がずらり。
夜空に咲く花火を見ながらお祭りを楽しみましょう!
毎年11月末に行なわれる富士山マラソンは、河口湖をスタートして西湖を一周、再度河口湖の湖畔を走るコース。
富士山に見守られながら走れるとあって大人気で、世界中からランナーが集まります。
ランナーとして参加しなくても、沿道でランナーを応援するのもまた楽しいですよ。
ランナーにとって声援はなによりのエネルギーになるので、精一杯応援してくださいね!
富士山マラソンはエイドステーションが豪華なことでも知られています。
エイドステーションとはコースの途中で振る舞われる補給食で、ランナーにとって楽しみのひとつでもあるんですよ。
その年によって多少異なりますが、富士山マラソンでは主にシャインマスカットなどの果物や、味噌汁、フジパン商品などが並びます。
走らずに応援するも良し、自己ベストを狙うも良し、景色やエイドを楽しみながら走るのも良し、それぞれの楽しみ方で富士山マラソンに参加しましょう!
西湖野鳥の森公園では、1月下旬〜2月上旬にかけて「西湖こおりまつり」を開催しています。
高さ5mにも及ぶ迫力満点の氷像をぜひ見に行ってみてください!
夜間はライトアップされるため、氷が透けて見えて美しさがより際立ちます。
土日は地域の特産品の販売やステージイベントも開催されており、多くの人が訪れる人気イベントとなっているんですよ。
自然が織りなす造形物をぜひ目の前で見てみてくださいね!
今回は西湖周辺でおすすめの穴場観光スポットについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
西湖は自然豊かで心身ともに癒されるスポットがたくさんあります。
忙しない日常から離れて、風や鳥、西湖の水面の音を聞きながらのんびり過ごしませんか?
自然の中でリフレッシュしてエネルギーをチャージすれば、ポジティブな気持ちになって毎日がもっと充実したものになるはずです!