2月23日は富士山の日です。
富士山の日には、山梨県と静岡県でさまざまなイベントが行われます。
富士山が身近でない地域に住む方は、馴染みがないかもしれませんが、2月23日前後に山梨県や静岡県を訪れると、富士山にちなんだ楽しいイベントに参加できますよ!
今回は、富士山の日について、由来や主なイベントを詳しくまとめました。
日本の象徴でもある富士山の素晴らしさを、今一度分かち合いましょう。
富士山の日が2月23日になった理由は、「2(ふ)2(じ)3(さん)」の語呂合わせによるものと、この時期は富士山をきれいに見えるため。
日本記念日協会によると、富士山の日を制定したのは、富士山をテーマにした活動を行う「山の展望と地図のフォーラム」という団体です。
その後、2001年には山梨県、2009年には静岡県でそれぞれ富士山の日を制定しました。
富士山の日には、富士山について学び思いを寄せる日として、山梨県と静岡県の至る所で、富士山にちなんだ講演会や展示会、イベントなどが開催されています。
近所にお住まいの方は、ぜひ近くのイベントに参加してみてくださいね。
富士山の日には、なんと静岡県内の公立高校と富士宮市の小中学校が休みになるんですよ!
他の地域のみんなが学校に行っているときに自分たちだけ休みだと、なんだか特別な気持ちになりますよね。
ただ、令和2年より2月23日は天皇誕生日として国民の祝日となりました。
天皇の誕生日と富士山の日というダブルでおめでたい日になりましたね。
富士山の火の記録が掲載されている日本記念日協会では、全部で2600以上もの記念日が登録されています。
他にどんな記念日があるのか、ぜひ調べてみてくださいね。
おもしろい記念日がたくさん見つかりますよ。
富士山の日には、山梨県と静岡県のそれぞれで楽しいイベントが行われます。
ここでは、絶対行くべき富士山の日のイベントを5つまとめました。
山梨県、静岡県にお住まいの方はもちろん、普段は富士山に馴染みがない他県の方も楽しめること間違いなしです。
ぜひ富士山の日に合わせて山梨県や静岡県を訪れてみてくださいね!
市内では、学校が休みの小中学生を対象とした楽しいイベントを開催しています。
富士宮市で開催される「ふじのみやプリンまつり」は、地元の小学生以下を対象とした、甘くて楽しいイベントです。
2025年2月に第2回が開催され、多くの家族連れで賑わいました。このイベントは、富士宮市の豊かな自然と食文化を活かしたもので、地元産の新鮮な食材を使ったプリンや、オリジナルのデザートが並びます。
子どもたちはもちろん、大人も一緒に楽しめる内容で、家族全員で参加できるのが魅力です。
イベントでは、プリン作り体験やデザートコンテストなど、参加型のプログラムも充実。地元のシェフやパティシエによるデモンストレーションもあり、プリン作りのプロセスを間近で見ることができます。
また、地元の特産品やスイーツを販売するブースも設けられ、富士宮の食の魅力を存分に味わえます。
富士宮市は富士山のふもとに位置し、自然の恵みを活かした食文化が自慢。
プリンまつりは、そんな地元の魅力を再発見する絶好の機会です。次回の開催も楽しみに待ちましょう!
このイベントは、地元の子どもたちに楽しんでもらうだけでなく、富士宮市の食文化を広く発信する役割も担っています。家族で参加して、甘くて楽しい思い出を作りませんか?
富士山の日祭りは、世界文化遺産登録10周年を迎えた2023年に始まりました。
富士山の日祭りは、富士山を通して当たり前にあるものに感謝することの大切さを感じることを目的としています。
このイベントのおもしろいところは、富士山の標高3776mにちなんで、山梨県と静岡県の指定場所で、おにぎりが配布される点です。
なぜおにぎりなのかというと、まどみちお作詞、山本直純作曲の童謡、「一年生になったら」の歌詞、「100人で食べたいな 富士山の上で おにぎりを」の部分からきています。
おにぎりを配布することで、その地域で人々の交流が生まれる素敵なイベントですよね。
みんなで富士山の方を見ながら、おにぎりを食べましょう!
配布場所は、山梨県では富士吉田市、富士河口湖町をはじめとした15市町村の神社やスーパー、テーマパークなど。
静岡県では、御殿場市のスーパーで配布されます。
おにぎりは年に一度、富士山の火にしか配布されませんので、ゲットできた方はラッキーです。
おにぎりをもらいに行く際は、ぜひ地域の方と交流を深めてみてくださいね。
人々の温かみを実感できるはずです。
静岡県と山梨県では、富士山の価値を理解を深め、今後も守り続けていくことを次世代につなげるため、富士山のフェスタを開催しています。
会場はその年によって異なり、山梨県と静岡県のどちらかで行われるので、要チェックです。
富士山の日フェスタでは、富士山に関する講演会を聞いたり、演劇や交響楽団によるコンサートなど、毎年さまざまな芸術鑑賞が行われます。
山梨県知事、静岡県知事や、富士山に関わる名誉ある方々の貴重な講演を聞いて、富士山の素晴らしさや価値の大きさを再確認しましょう。
富士山の日フェスタは、参加費は無料ですが、定員に限りがあるため、事前に申し込みが必要です。
静岡県富士宮市にある静岡県富士山世界遺産センターでは、富士山の日に限り、通常300円かかる観覧料が無料になる嬉しいサービスを開催しています。
静岡県富士山世界遺産センターは、逆さ富士をモチーフにした芸術的な建物が印象的な施設。
世界遺産に登録された富士山の保護、保存、整備、そして将来の世代に伝えるための拠点となっており、学術調査機能も併せ持っています。
展示棟では、1階から5階までが螺旋状のスロープになっており、タイムラプス映像を見ながら富士登山をしているような気分で観覧できるのが特徴です。
富士山に関する情報が詰まった図書館や、歴史ある貴重な資料、4Kプロジェクターを完備した映像シアターなど見どころが満載。
映像シアターでは、富士山の美しい四季や信仰の対象とした富士山、上空から見た富士の3つの番組を上映しています。
最上階のホールと屋外テラスからは、雄大な富士山が望めるのも魅力。
富士山を眺めながらひと休みするのにぴったりです。
1階にはカフェとミュージアムショップがあり、富士山の湧き水を使ったコーヒーや富士山の麓で採れた食材を使った食事が楽しめます。
オリジナル商品もたくさんあり、ポストカードやメモ帳、富士ヒノキを利用したコースターやスマホスタンドも人気です。
他にも、富士山をモチーフにした素敵なお菓子や雑貨が盛りだくさん。
自分や大切な方へのお土産に、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
静岡県牧之原市にある富士山静岡空港では、富士山の日に子どもから大人まで楽しめるイベントを開催しています。
富士山静岡空港は、静岡市から車で40分ほどの場所にある空港で、国内線8路線、ソウル、上海、中国各地へ向かう国際便を運行していている空港です。
ユニバーサルデザインをコンセプトにしており、誰でも使いやすく環境に優しいコンパクトな施設が特徴で、展望デッキからは富士山が見えます。
富士山の日には、空港ならではの楽しいイベントが開催されます。
普段はあまり見ることができない、飛行機や空港で働く特殊車両を間近で見れるイベントは、乗り物好きにはたまりません。
パイロットやCAさんの制服を着て写真を撮れたり、空港のお仕事体験は子どもにぴったり。
自衛隊の航空機による特別フライトは、貴重な機体をみられる大チャンスです。
他にも、静岡の名産を購入できる物産展やANAのグッズを購入できるマルシェ、スタンプラリーなど、家族みんなで楽しめますね。
富士山静岡空港は、飛行機に乗らなくても楽しめる施設が充実しています。
グルメやショッピングなど、それぞれの楽しみ方で空港を満喫してくださいね!
富士山は私たちが生まれる前からそこにあり、当たり前の存在となっていることでしょう。
富士山の日は、そんな富士山のことをじっくり考え、感謝する日です。
令和に入り、2月23日は国民の祝日となりました。
祝日となったことで、今まで富士山の日を知らなかった方にも、広く知れ渡ることとなるはずです。
富士山の日には、ぜひ富士山の近くへ訪れ、イベントに参加して地域の方々と触れ合い、実際に富士山をその目で見て感謝を伝えてくださいね。