山梨県は雄大な自然に恵まれた地域で、夏場の川遊びスポットが数多く存在します。
富士山の雪解け水が流れる清流や、緑に囲まれた渓谷など、都会では味わえない魅力が特徴です。
特に知る人ぞ知る穴場スポットでは、混雑を避けてのんびりと水遊びを楽しむことができます。
家族連れからカップル、友人同士まで、さまざまなシーンでおすすめできる場所が点在しています。
今回はそんな魅力溢れる山梨の清流穴場スポットを紹介していきます。
山梨県で川遊びを楽しむのに最適な時期は6月から9月にかけてです。
梅雨明け後の7月下旬から8月にかけてが最も水温が高く、一日中遊べるコンディションになります。
ただし、山間部の川は朝夕の気温が下がるため、日中の気温が高い時間帯を選ぶのがおすすめです。
9月に入ると紅葉シーズンに向けて水温が下がり始めますが、人混みが少なくなるため穴場スポットを独占できるチャンスでもあります。
台風の影響で増水することがあるため、天候には十分注意が必要です。
川遊びの前には必ず現地の天気予報と水位情報を確認しましょう。
川遊びを安全に楽しむためには適切な装備が必要です。
まず必須なのは滑りにくいウォーターシューズで、川底の石で足をケガしないようにしましょう。
ライフジャケットは水流が強い場所や水深のあるエリアで遊ぶ際に特に重要です。
日差しが強い山梨の夏には、UV対策として帽子や日焼け止めも欠かせません。
携帯電話や貴重品を守るための防水ケースがあると便利です。
クーラーボックスに飲み物や保冷剤を入れて持参すれば、熱中症対策にもなります。
川遊び用のおもちゃとして、水中メガネや網があるとより楽しめます。
山梨県民以外にはあまり知られていないスポットですが、実は一級河川の御勅使川。
全長18.8kmに及ぶ大きな河川であり、「みでい」という通称でも呼ばれることもある川です。
地元の子供達の遊び場にもなっており、地元民との交流も楽しめる穴場スポット。
子連れで旅行にいく際には周りに子連れの観光客がおり、大人の目があるため安心して子供を遊ばせることができるスポットです。
大月市を流れる桂川には、穏やかな流れが続くせせらぎポイントがあります。
中央自動車道から近いアクセスの良さが魅力で、日帰り旅行にも最適です。
川幅が広く、水遊び用のスペースがたっぷりと確保されているのが特徴です。
中流部には大きな岩が点在し、自然のジャンプ台として利用できる場所もあります。
周辺にはキャンプ場も多いため、アウトドアを組み合わせた楽しみ方が可能です。
水の流れが緩やかなため、初めて川遊びをする方でも安心して入水できます。
近隣に温泉施設があるので、遊んだ後の疲れを癒すのにも最適です。
笛吹川の上流部には、緑に囲まれた美しい渓谷エリアが広がっています。甲府盆地の暑さを避けて、涼しさを求める地元住民がよく訪れるスポットです。
川の水は富士山の伏流水で、真夏でもひんやりと冷たいのが特徴で大きな淵がいくつもあり、泳いだり魚と触れ合ったりすることができます。
また周囲の木々が天然の日よけとなり、直射日光から肌を守ってくれます。
駐車場から少し遠いため歩く必要がありますが、その分人混みを避けられるのはメリットです。
近くに農産物直売所があるので、地元の新鮮な食材を楽しむこともできます。
尾白川渓谷 千ヶ淵は中央道長坂ICから国道20号経由で16km行った場所にある渓谷で、現地に駐車場も80台分が完備されています。
定休日はなく、いつでも楽しむことができます。
尾白川は名水百選に選ばれており、上流部は季節ごとに多様な景色を楽しませてくれる景勝地として名高い場所です。
エメラルドグリーンの水が特徴的な千ヶ淵は近年話題になっており、穴場スポットとして注目されています。
山梨の川遊びを楽しむ際にはいくつかの注意点があるのでご注意ください。
まず、山間部の天候は変わりやすいため、突然の雷雨に備えておく必要があります。
特に注意する点として川の水温は思ったより冷たいことが多く、体が冷えすぎないように注意しましょう。
自然の川には滑りやすい岩が多いので、慎重に移動することが大切です。また水生生物を観察するのは楽しいですが、むやみに触らないよう注意しましょう。
最後にゴミは必ず持ち帰り、自然を壊さないようにしてください。
地元のルールやマナーを守り、地元住民と観光客が共存できるよう心がけましょう。
山梨県で川遊びを存分に楽しむなら、1日プランと2日プランの2つのモデルコースがおすすめです。
季節ごとの魅力を活かしたプランニングで、より充実した時間を過ごせます。
午前10時頃に現地到着後、2〜3時間かけて川遊びを満喫しましょう。
山梨の川は富士山の雪解け水が流れるため、夏でも冷たく澄んだ水が特徴です。浅瀬が多いスポットでは、子どもと一緒に水遊びや魚の観察が楽しめます。
水深のあるエリアでは、飛び込みやシュノーケリングが可能な場所も。ライフジャケットを着用すれば、泳ぎが苦手な方も安心です。
正午頃には、地元の名物料理でランチを楽しみましょう。
山梨といえば「ほうとう」が有名ですが、川遊びスポット近くには、甲州地鶏を使った郷土料理や、富士山の伏流水で育ったニジマスを提供するレストランもあります。
午後は、山梨ならではの体験スポットへ。季節に応じて、ぶどうや桃、さくらんぼなどのフルーツ狩りがおすすめです。6〜8月はブルーベリー、9月はぶどうの収穫時期で、農園によっては摘みたての果実をその場で味わえます。
また、ワイナリー巡りも人気で、甲州ワインの試飲をしながら、雄大な富士山を眺める贅沢な時間を過ごせます。
日帰りの場合、夕方までに帰路につくのが一般的ですが、時間に余裕があれば、温泉で疲れを癒すのも良いでしょう。
温泉であれば「富士眺望の湯ゆらり」がおすすめです。
富士眺望の湯ゆらりは、雄大な富士山を望む絶好のロケーションが魅力です。
露天風呂からの景色は圧巻で、四季折々の自然美を楽しめます。
ゆらりは豊富な種類があり、心身ともにリラックスできます。
館内には地元の食材を使用した美味しい料理が楽しめる食事処もあり、お腹も大満足できること間違いなし。アクセスも良好で、山梨観光の締めとして最高の体験ができること間違い無しです。
山梨には複数の川遊び穴場があるため、2日間かけてゆっくり回るプランも理想的です。
1日目は桂川で水遊びを楽しみ、2日目は笛吹川や釜無川の渓谷エリアを探索するなど、異なる特徴の川を体験できます。
宿泊先は、川の近くにあるコテージやキャンプ場がおすすめです。
特に、富士山麓のキャンプ場では、バーベキューをしながら星空観賞が楽しめます。また、温泉旅館に泊まれば、川遊びで冷えた体を温めながら、山梨の夜の風情を味わえます。
川遊びの前には必ず天気予報を確認し、急な増水に備えましょう。複数人で行く場合は、昼食場所や移動手段を事前に確保しておくとスムーズです。
宿泊プランの場合、夕食付きの旅館を選べば、山梨の郷土料理を堪能できます。
山梨の川遊びは、何度訪れても新しい発見があるのが魅力です。季節や同行者に合わせて、自分だけの理想のプランを作ってみてください。