
「冬に山梨で星空を見たいけれど、どんな星座が見えるのだろう?」
「せっかく行くなら、星がきれいに見える時期や時間帯を知っておきたい」
このように、冬の山梨で星空観測を楽しみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
山梨の冬は、晴れる日が比較的多く、湿度も低くなりやすいため、星空観測に適した条件がそろいやすい季節です。特に冬は1等星が多く見られ、光害が少なく、天候や月明かりなどの条件がよければ、肉眼で6等級程度の暗い星まで見えることがあります。
そこでこの記事では、冬の山梨で見られる代表的な星座や星、見頃の時期・時間帯、星空観測のコツ、おすすめスポットを紹介します。
「この時期に、この場所へ行けば、この星座が見られる」と具体的に計画できるようになるので、冬の山梨で満天の星を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

冬の山梨で星空観測の目印になる「冬の大三角」「冬のダイヤモンド」と、見つけやすい代表的な星座を紹介します。
冬の星空を観測するときは、まず明るい1等星を結んだ「冬の大三角」や「冬のダイヤモンド」を探すのがおすすめです。
冬の大三角を目印にすると、周囲にある星座も見つけやすくなります。
【主な冬の星座と特徴】
| 星座 | 特徴 |
| オリオン座 | 3つの星が一直線に並ぶ「三つ星」が目印 |
| おうし座 | 赤く輝く1等星アルデバランと「すばる」が特徴 |
| ふたご座 | カストルとポルックスの2つの明るい星が目印 |
| ぎょしゃ座 | 1等星カペラを含む五角形が特徴 |
| いっかくじゅう座 | 冬の大三角の内側にある星座 |
| ペルセウス座 | 秋から冬にかけて見やすく、天の川沿いに位置する |
また、時期によっては木星や火星などの惑星も見られます。星座だけでなく、惑星もあわせて探してみると、冬の星空をより楽しめます。

冬の山梨では、1〜2月の晴れた夜、新月前後の20時以降が星空観測の狙い目です。
12月〜3月ごろは冬の星座を楽しみやすい時期ですが、なかでも1〜2月は空気が澄みやすく、星空観測に適した季節です。
さらに、新月前後は月明かりの影響が少なく、暗い星まで見つけやすくなります。反対に、満月に近い時期は月明かりが強く、見える星が少なくなることがあります。
そのため、できるだけ多くの星を楽しみたい場合は、新月前後のタイミングを狙いましょう。
時間帯は、空が十分に暗くなる20時以降が目安です。日没直後よりも、空が十分に暗くなった20時以降のほうが星を見つけやすくなります。
「1〜2月・新月前後・20時以降」を目安に予定を立てれば、冬の山梨ならではの澄んだ星空をじっくり楽しめます。

山梨には、初心者からベテランまで楽しめる個性豊かな星空観測スポットが揃っています。
ここでは、冬の星空観測におすすめの以下6スポットをご紹介します。
なお、冬に車で訪れる際は、積雪や路面凍結に備えてスタッドレスタイヤを装着し、必要に応じてチェーンも携行しましょう。
スポットごとの特徴を参考に、目的に合った場所を選びましょう。
山中湖パノラマ台は、富士山や山中湖と星空を一緒に楽しみたい方におすすめのスポットです。
標高約1,090mに位置し、視界が大きく開けているため、広い夜空を見渡せます。周辺には街明かりがあるものの、夜は比較的暗く、冬の星空を観測しやすい環境です。
【アクセス情報】
所在地:山梨県南都留郡山中湖村平野
車:山中湖ICから約20分
駐車場:無料(普通乗用車用7台+車椅子用1台)
本栖湖は、暗い環境で星空をじっくり観測したい方におすすめです。
富士五湖のなかでも周辺の開発が比較的少なく、人工的な光の影響を受けにくいエリアがあります。天候や月明かりなどの条件がよければ、肉眼でも多くの星を楽しめます。
駐車場やトイレも整備されており、キャンプとあわせて星空を楽しむこともできます。
【アクセス情報】
所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町本栖・山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉
車:河口湖ICから約30分
駐車場:無料
精進湖・他手合浜は、湖と星空の幻想的な景色を楽しみたい方に向いています。
風が穏やかな夜には、湖面に星空が映り込む「リフレクション」が見られることがあります。星空だけでなく、湖ならではの景色も楽しめるのが魅力です。
【アクセス情報】
所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町精進
車:河口湖ICから約30分
駐車場:無料(約50台)
南アルプス邑ふれあい広場は、周囲の明かりが少ない場所で星空を楽しみたい方におすすめです。
早川町は人工的な明かりが少なく、天候や月明かりなどの条件が整えば、暗い星まで見つけやすい環境です。街中では見にくい星も含め、条件がよければ、満天の星空を楽しめます。
一方、夜は周囲がかなり暗くなるため、訪れる際は懐中電灯などの照明を用意しましょう。冬は路面状況も変化しやすいため、事前にルートや道路状況を確認しておくと安心です。
【アクセス情報】
所在地:山梨県南巨摩郡早川町保
車:甲府ICから約60分、河口湖ICから約70分
駐車場:無料(2か所・計約40台)
清里美し森は、標高の高い場所から広い星空を眺めたい方におすすめです。
標高約1,542mに位置し、周囲に大きな光源が少なく、晴れた夜には星空を楽しめます。近隣には宿泊施設もあるため、清里周辺に泊まって星空観測を楽しむプランにも向いています。
夜間は駐車場周辺も暗くなるため、足元を照らせるライトを用意しておくと安心です。冬は積雪や凍結の可能性もあるため、車で訪れる場合は道路状況を確認しましょう。
【アクセス情報】
所在地:山梨県北杜市大泉町西井出8240-1
車:長坂ICから約15分
駐車場:無料(約50台)
ふるさと天文館は、専門スタッフの解説を聞きながら天体を観測したい方におすすめです。
口径500mmの大型反射望遠鏡を備えた天文施設で、毎週土曜日を中心に観望会が開催されています。天候などによって中止になる場合があるため、事前に開催状況を確認しましょう。
「星座の見つけ方が分からない」という初心者や、子どもと一緒に天体観測を楽しみたい方にも向いています。
【アクセス情報】
所在地:山梨県南アルプス市野牛島2702
車:白根ICから約10分
駐車場:無料(約60台)

星座は、双眼鏡や天体望遠鏡などの特別な機材がなくても、肉眼で十分楽しめます。
ここでは、初心者でも実践しやすい肉眼での星座観測の方法を紹介します。
◆初心者向け・星座観測の方法
星座を探すときは、いきなりすべての星座を見つけようとせず、明るい星→冬の大三角→周囲の星座という順番で探すと分かりやすいでしょう。

山梨の冬の観測では、「防寒」と「足元の安全」への備えが最も重要です。
八ヶ岳南麓や富士五湖周辺の観測スポットでは、標高の高い場所で、夜間に−10℃前後まで冷え込むこともあります。装備が不十分だと観測どころではなくなるため、万全に準備しておくと、寒さを気にせず星空観測を楽しみやすくなります。
◆防寒具・防寒グッズ(最重要)
◆観測グッズ
◆安全・移動グッズ
防寒・安全グッズをしっかり揃えることで、山梨の冬の星空観測を最大限に楽しめます。寒さの準備を万全に整えて、澄み切った冬の夜空へ出かけましょう。

山梨で星空観測とあわせて温泉を楽しむなら、富士眺望の湯ゆらりがおすすめです。
冬の星空観測は、空気が澄んで星がきれいに見える一方、夜は冷え込みます。そこで、星空観測の前に温泉や食事を楽しんでおけば、体を温めてからゆっくり星空を眺められます。
また、冬は日没が早いため、夕方に温泉や食事を楽しんでから、暗くなったタイミングで星空観測へ向かうプランも組みやすいでしょう。
せっかく山梨まで足を運ぶなら、星空だけでなく、山梨ならではの温泉や食事もあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
山梨の冬は、晴れた日には澄んだ夜空を楽しみやすい、星空観測におすすめの季節です。
特に新月前後の20時以降を狙い、目的に合ったスポットを選ぶことで、忘れられない冬の星空体験が待っているでしょう。
防寒装備を万全に整えて、山梨の冬の夜空に広がる星座たちをぜひ楽しんでください。
