日本を代表する山であり、世界中から多くの観光客や登山客が足を運ぶ名峰・富士山。
そんな富士山を眺めることができる絶景スポットは数多く存在し、「どこから見れば綺麗な富士山が見られるの?」と疑問を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、今回はおすすめの富士山の絶景スポット14選をご紹介。
富士山は山梨県と静岡県にまたがって位置していますが、今回は山梨県にある絶景スポットをご紹介します。
上記でもご紹介したように、富士山は山梨県と静岡県の間に位置しています。
どの方向から見ても美しい姿を見せてくれますが、山梨県から見える富士山は他県と比較して左右対称で均整が取れているのが特徴です。
雪冠が載った平坦な山頂から広がる左右均等の稜線は非常に流麗であり、このような富士山の姿を見られるというのは、山梨県から富士山を眺める醍醐味と言えますね。
上記では山梨県から見える富士山の特徴をご紹介いたしました。
ではどこから見れば、その美しい富士山の姿を鑑賞することができるのでしょうか。
早速、山梨県から富士山が美しく見える絶景スポット14選をご紹介します。
山中湖は富士五湖の中で標高980.5m、面積6.57平方kmと最大の標高と面積を誇る湖です。
天気が良い日には湖面に富士山が映り込む「逆さ富士」や山頂部にかかった雲が笠を被ったように見える「笠雲」など、さまざまな景観を見ることができます。
また、県指定天然記念物のフジマリモやカモシカなど、ここでしか見られないような貴重な動植物も生息しており、山中湖を中心に広がる自然も非常に美しいです。
河口湖は富士五湖の最北端に位置し、富士山の真北にある湖です。
この湖からは四季折々の異なる富士山を眺めることができます。
というのも、河口湖周辺は季節ごとに異なる花々が咲き誇り、春には桜、夏にはラベンダー、秋には紅葉、そしてこれらの花々と湖と富士山が一つになった風光明媚な景観を鑑賞することができるのです。
長池親水公園は山中湖の北岸を走る国道729号(通称マリモ通り)の途中にある公園です。
この公園は山中湖のちょうど中央にあることから、左右対称に広がる山中湖のさらに向こうに、同じく左右対称に稜線が広がる富士山が聳え立つという見るだけで心が晴れやかになるような景観を見ることができるのです。
園内にはサイクリングロードや遊歩道が整備されており、その絶景を眺めながらサイクリングや散歩を楽しめます。
富士山の世界文化遺産構成資産の一つであり、国の天然記念物でもある8つの源泉群の忍野八海。
このエリアには茅葺き屋根の建造物や水車があり、これらと忍野八海の美しいブルー
そして富士山が合わさった景観は、まさに日本の原風景とも言うべきのどかさを誇ります。
ここから眺められる富士山は「忍野富士」とも称され、パワースポットとしても高い人気があります。
花の都公園はその名の通り、さまざまな花々が植えられている公園です。
チューリップやヒマワリ、コスモスなどが見られます。
山中湖近辺にあることから、富士山と共に赤や黄色などカラフルな花々が織りなす色鮮やかな景観が広がっています。
このような景観は施設中央にある「花の都大橋」から眺めることができます。
紅葉の季節に山梨県から富士山を眺めたいという際に、おすすめの絶景スポットがこの富士河口湖もみじ回廊です。
紅葉の時期になると黄色や赤に染まった紅葉によって赤に染まった美しい富士山を鑑賞することができます。
特におすすめなのが「マジックアワー」と称される日没前の数十分間であり、
この時間は特に紅葉と富士山の相性がよく、薄暗い空に浮かぶ富士山と紅葉が織りなす幻想的な風景が広がります。
河口浅間神社は河口湖の北東に位置する神社で、ここからも雄大な富士山を眺めることができます。
この神社には「天空の鳥居」と呼ばれる小高い裏山の上に存在する鳥居があり、雄大な富士山とひっそりと佇む鳥居の対照的な光景が高い人気を得ているのです。
近年では絶景スポットのみならずパワースポットとしても有名になってきています。
新倉山浅間公園では、富士山と五重塔を一望することができます。
園内の高台にある展望デッキから眺められる景観はまさに絶景であり、富士山の裾野に広がる市街地
そして五重塔は一度見れば忘れられません。
また、園内には約650本もの桜が植えられているので、春には富士山、五重塔
そして桜という情緒あふれる景観が広がります。
その名の通り、さまざまな種類の野菜やお米などが栽培されている農村公園。
日本の原風景とも言えるのどかな景観の向こうに、富士山が聳え立つ景観は唯一無二。
また、夏場には田んぼに張った水に富士山が映り込む「逆さ富士」は非常に美しく、この公園の夏の風物詩となっています。
国道139号線と国道137号線の交差点に位置し、富士吉田のシンボルとして知られる金鳥居。
街の中に聳え立つ巨大なこの鳥居は、富士山をすっぽりと収めることができ、この独特な景観は非常に高い人気を誇ります。
ちなみに、この鳥居は古くは「唐銅(からかね)鳥居」と呼ばれていたそうです。
唐銅は唐から伝わった金属のことをさし、この呼び名が転化して金鳥居となったとされています。
これまでご紹介してきたように富士山の絶景スポットは数多く存在しますが、基本的に屋外のスポットとなっています。
それに対してこのふじさんデッキというのは屋内の絶景スポットというのが、最大の特徴です。
デッキ内には全面ガラス張りになったカフェがあり、美しい富士山を目の当たりにしながらお茶やスイーツを味わうという優雅な時間を過ごすことができます。
紅葉台展望レストハウスは西湖の南方に広がる展望台です。
この展望台を訪れるのが最もおすすめなのは秋。
黄色や赤に色づいた木々の中を進んだ先に広がる富士山や青木ヶ原樹海
本栖湖や精進湖を見渡せる絶景は、一度見れば忘れることはないでしょう。
また、うどんなど簡単な食事を取ることもでき、休憩場所としても適しています。
富士山の絶景が一望できる近年SNSでも人気のスポット「新道峠」に新たに作られた展望デッキが「FUJIYAMAツインテラス」です。
FUJIYAMAツインテラスは2つのテラスによって構成されており「ファーストテラス」は河口湖や山中湖を望むことができ、「セカンドテラス」は富士山の絶景を拝むことができます。
有料送迎バスの停留所「FUJIYAMAツインテラス」から徒歩約5分で、目の前に広がる富士山を眺めることができる「セカンドテラス」
そこから東に80m進むと、河口湖や山中湖と富士山の絶景に出会える「ファーストテラス」があり、2つのテラスから富士山の景色を楽しめます。
近年特に人気のウォーキングスポットとして注目を集めているのが「河口湖北岸ウォーキングトレイル」です。
河口湖越しに富士山を眺めることができる遊歩道は人気であり、春の桜が咲く季節には大勢の人がやってきます。
ここで見る夕焼けも評判ですので、ぜひ足を運んでみてください。
今回は山梨県にフォーカスした富士山のおすすめスポットをご紹介しました。
「逆さ富士」など、絶景スポットによって色んな見え方をするのも楽しみの一つです。
また、アクティビティや休憩場所もあるので、日帰り旅行として思い出を作るのもおすすめです。
山梨旅行を考えている方は、ぜひとも本記事を参考にしてみてください!