日本最高峰の山であり、その優美な風貌から多くの登山客を集める富士山。
静岡県と山梨県に跨るように存在することは多くの方がご存じだと思いますが、富士山の最寄り駅まで知っているという方は少ないのではないでしょうか。
そこで当記事では、静岡県側の富士山の最寄り駅とその周囲にある観光スポットまでご紹介します。
富士山にはいくつかの登山口がありますが、静岡県側の登山口は富士宮口・御殿場口・須走口の3つです。
早速ですが、それぞれの登山口の最寄り駅をご紹介します。
富士宮口の最寄り駅は三島駅・新富士駅・富士駅・富士宮駅の4つです。
どの駅から行ってもあまり差はなく、60分〜70分ほどで富士宮口に着くことができます。
富士山を登る際には、それぞれの駅から出ている登山バスを利用するようにしましょう。
御殿場口・須走口の最寄り駅はどちらも御殿場駅です。
御殿場駅から出ている登山バスを利用し、御殿場口まではおよそ25分、須走口まではおよそ35分ほどで着くことができます。
上記でご紹介したように、静岡県側の富士山の最寄り駅は三島駅・新富士駅・富士駅・富士宮駅・御殿場駅の計5つです。
しかし、駅名だけではなく、最寄り駅にはどんな観光スポットや施設があるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
登山前や登山後に立ち寄る場所があると、登山もより楽しくなりますよね。
そこで、ここからは富士山の最寄り駅周辺の観光スポットをご紹介します。
本殿が出雲大社と並んでいて国内最大級の大きさを誇る三嶋大社は、伊豆随一のパワースポットとして高い人気を得ている神社です。
東京ドーム約1個分と広大な境内には、15種200本もの桜や樹齢1200年以上の金木犀が植えられており、春や秋には多くの見物客が足を運びます。
三嶋大社前に広がる「ゑびす参道商店街」も人気があり、ここでは昭和の古き良き街並みのなかを散歩することができます。
源兵衛川は全長1.5kmの清流であり、川の中にある飛び石や木道を利用して、せせらぎの中を散歩することができます。
市街地のすぐ近くにある川でありながら、シーズンになるとゲンジボタルが見られるほど高い水質を誇っており、清らかで澄んだ環境に身を置くことができます。
これほど魅力的でありながら、いわゆる隠れスポットなので、あまり観光客がおらず、ゆっくりと川が流れていく様を鑑賞することができるのです。
柿田川公園は富士山から生まれた湧水が流れる柿田川の上流に位置する公園です。
この湧水群は環境省が選ぶ名水100選の中でも屈指のものとされ、天然記念物にも指定されているほど美しいです。
柿田川公園では、その美しい水が無数に湧き出る「わき間」が存在し、鮮やかな青い水が湧き出す神秘的な光景を目にすることができるのです。
この湧水は公園の広場に流れていて、水遊びを楽しむこともできます。
三島スカイウォークは歩行者専用としては日本一長い釣り橋であり、三島の中でも一、二を争う人気スポットです。
天気が良ければ富士山と駿河湾が織りなす絶景を見ることができるほか、色とりどりの花々で彩られた「スカイガーデン」など見どころのあるフォトスポットがいくつも存在します。
また、静岡の名物を購入できる土産屋や、ご当地グルメが楽しめる飲食店などもあり、三島を訪れた際にはぜひ立ち寄っておきたいところですね。
次に新富士駅・富士駅周辺の観光スポットを5つご紹介します。
なお、新富士駅と富士駅は近くにあるため、観光スポットも併せて紹介しています。
龍厳淵は花見シーズンでは富士山と桜、清流の潤井川を一挙に楽しめる人気スポットです。
夜になるとライトアップされた夜桜を眺めることもでき、その美しさは圧巻の一言。
東名高速道路上り線の富士川SAに直結している道の駅 富士楽座。
富士山をゆったりと眺めることができるレストランやプラネタリウム、科学館などさまざまな施設が併設されている多目的複合型施設であり、子供連れの家族には非常におすすめなスポットです。
富士バンジーは静岡県屈指の絶景ポイントとして人気の須津渓谷橋に設置された54mのバンジージャンプ台です。
美しい緑が広がる中で、名勝・大棚の滝に向けてバンジージャンプをするというここでしか味わえない体験をすることができます。
なお、対象年齢は15歳以上となっており、妊娠されている方や飲酒をしている方などは参加できませんのでご注意ください。
これまで三島駅、新富士駅・富士駅周辺の観光スポットをご紹介しました。
次に富士宮駅周辺の観光スポットを5つご紹介します。
引用:裾野市
「美人の湯」と呼ばれているほど美肌効果の高い温泉として有名な施設です。
富士山のふもとに位置しており、景色も絶景でリフレッシュするには最適の立地です。
女性が喜ぶ温泉をお探しの方は、ぜひこちらの温泉施設を体験してみてください。
昭和11年に国の名勝および天然記念物に指定され、昭和25年には「観光百選滝の部」で1位に選ばれ、平成2年には日本の滝百選に選定されるなど、長きにわたってその美しい眺望が評価されている白糸の滝。
高さ20m、幅150mの絶壁から大小いくつもの滝が流れ落ちる様子はまさに圧巻の一言。
浮世離れした幻想的な景観を見ることができる観光スポットです。
全国で1300ほどある浅間神社の総本宮、駿河国の一宮であり、2013年には世界文化遺産にも登録されるなど、富士山本宮浅間大社は富士宮市を代表する観光スポットです。
ご神体は富士山で、富士山8合目以上は浅間神社所有の敷地であり、奥宮が富士山頂にあるなど、富士山と非常に深い関わりを持ちます。
そのため、富士山にこれから登る方や登ったばかりという方はぜひ訪れておきたいところですね。
お宮横丁は、富士山本宮浅間大社の近くにあり、昔懐かしい雰囲気が漂う観光スポットです。
ここでは富士山の湧水を飲むことができる井戸や、地方グルメとして有名な富士宮焼きそばが食べられるアンテナショップ
土産屋などさまざまなスポットがあり、どこに行くか迷ったらまずはココ!と言える観光スポットなのです。
富士山の麓に広がる朝霧高原の一角に位置する田貫湖は、富士山はもちろんのこと、天子ヶ岳なども映し出す幻想的な風景が高い人気を誇ります。
湖畔には桜や紅葉など、四季折々の美しい花々が咲き誇るほか、釣りやキャンプなどのアクティビティを楽しむこともできます。
ヘラブナ釣りのメッカとして全国的に知られており、釣り好きの方はぜひ立ち寄っておきたいところですね。
これまで、富士宮口の最寄り駅周辺の観光スポットをご紹介してまいりました。
次に御殿場口と須走口の最寄り駅である御殿場駅周辺の観光スポットを5つご紹介します。
御殿場市と神奈川県足柄下郡箱根町を跨いで存在する乙女峠は、富士山の三大景勝地の一つとして知られています。
また、峠の途中には温泉や茶屋などもあり、絶景を眺めるだけでなくさまざまな楽しみ方ができる観光スポットです。
敷地面積は約42万平方mと、東京ドーム8.5個分という国内最大規模の大きさを誇るアウトレットモールである御殿場プレミアム・アウトレット。
店舗の数は200店舗以上にもおよび、コスメやアクセサリー、スポーツ用品やインテリアなど、さまざまなジャンルのアイテムをリーズナブルな価格で購入することができます。
敷地内から富士山を眺めることもできるなど、御殿場市を代表する観光スポットの一つとして人気を集めています。
薩埵峠は富士山の絶景スポットの一つとして非常に高い人気を誇ります。
この峠からは歌川広重の作品「東海道五十三次」の中で描かれた富士山を見ることができ、その雄大な景観には思わず息を呑むことでしょう。
御殿場高原 時之栖は、宿泊施設や温泉施設、レストランが一体となった複合型施設です。
富士山を望む高原に位置するリゾートとして人気があり、日本最大級の金魚の水族館「時之栖水中学園AQUARIUM」や死海の塩を使用した「死海の塩風呂」など特徴的な施設も多数有しています。
桜の名所という一面もあり、4月頃になると「時之栖桜まつり」が開催され、桜のトンネルやライトアップされた夜桜などを鑑賞することができます。
約1万年前の富士山の火山活動によって誕生し、全国最大級の溶岩洞穴として知られる駒門風穴。
その全長は409mと非常に長く、風穴の中は年中13度とひんやりしているため、夏場に訪れるのがおすすめです。
風穴内には案内板や照明などが少なく、太古から続く風穴の雄大な様を肌で感じることができます。
その分、内部は暗くなっているため、懐中電灯は必ず持っていくようにしましょう。
今回は静岡県側の最寄り駅にあるおすすめ観光スポットをご紹介しました。
自然を五感で感じることができ、四季折々の風景が楽しめます。
最寄り駅周辺を旅しながら富士山の絶景スポットを見つけてみるのも楽しみの一つですね!
ぜひ、素敵な思い出を作ってください!